コミュニティユースワーカー活動報告

NPO法人PIECESが運営するコミュニティーユースワーカーの活動報告ブログ

CYW紹介:糸賀貴優

初めまして、CYW 2期生の糸賀貴優(いとが きゆう)です。
現在は法学部に通う2年生です。

自己紹介として、興味・関心のある分野、CYWプログラムに参加したきっかけ、これからどのような活動をしていきたいか、の3点について書いていきます!

 

【興味・関心のある分野】

私が興味、関心を持っている分野は、大きく2つあります。
1つ目は、「乳児院や児童養護施設で生活している子どもたちに関する貧困」です。中でも、特別養子縁組、里親に最も関心があります。
2つ目は、「家族の多様性」についてです。この2つに関心を持つようになったきっかけは、私の生い立ちが関係しています。

私の母は、私の物心がつく前から離婚と再婚を経験しています。そして、2歳から10歳になるまでの8年間、私は本当の父親の存在を知らずに、実の母と養父の下で育てられてきたのです。そして、小学4年生にとっては衝撃的なカミングアウトをされ、ひどく動揺したのを覚えています。その日から、「私にとっての家族とは何か」について、よく考えるようになりました。この後も母の波乱万丈ストーリーはとどまることなく現在もなお更新され続けているのですが、長くなるので割愛させていただきます。

このように、複雑な家庭として育ってきた私ですが、その結果、「家族とは、血縁関係だけでなく、愛情や信頼関係によって人間関係が構築される」と断言できるようになりました。これをきっかけに、「様々な事情を理由に、生まれた家庭で育ててもらえない子ども」たちが幸せになるような支援について考えていきたいと思うようになりました。

 

【CYWプログラムに参加したきっかけ】

高校生の頃の私は、実際に子どもたちの支援をしていたり、危機意識を持って問題に取り組んでいる方々とお会いすることはできましたが、実際に子ども達の支援を行いたいと思っていても、どうやって取り組めばいいのか分からない状態でした。個人支援を行うにしても、私にはできるのだろうかという不安でなかなか支援に踏み出せずにいました。

そんな時に、PIECESのCYWというチーム編成、様々な専門家にアドバイスをもらえることができる環境を知り、すかさず応募しました。子ども達が何を望んでいるのかを考え、人とのつながりの場の提供や子ども達のやりたいイベントの企画をすることを通して、私でも子ども達に何かできるかもしれないと思いました。

 

【これから行いたい活動内容】

第1に、様々な子ども達と継続的なつながりを持っていきたいと思っています。ただ仲良くするのではなく、1つ1つの対話に意識を向け、それぞれに合わせた、人そのものへの眼差しを持って接していきたいです。知りたいこと、やりたいこと、解決したいことを共有したい、一緒に叶えたいと思ってもらえるようなCYWになれるように頑張ります。
第2に、自身の経験も含む、養子縁組、里親の当事者の気持ちを社会に届ける活動を行い、家族の多様性に温かい社会に近づけていきたいと思っています。

 

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CYW2期生

糸賀貴優